オリーブの木の聖母子像 エングレービングオラトリー
オリーブの木の聖母子像 エングレービングオラトリー
聖母子のエングレービングオラトリー(盾)です。モチーフはイタリアの著名な画家ニッコロ・バラビーノ(1832-1897)、オリーブの木の聖母子で、聖母と幼いキリスト、オリーブの木がエングレービング技法で描かれています。
ビュランという先の尖った器具で金属板を細かく彫り削り絵を描くエングレービング。このエングレービングで絵を大変繊細に描かれ、均一にかつ柔らかく整った線での流れるような布の質感や陰影の表現から小物の立体感まで、この作者の見事な熟練の腕が伺えます。また聖母子の背景や足の台座等、原画ままではなくオリジナリティを加えられた仕様となっています。そして聖母子の周囲をアカンサスとバラのアールヌーヴォーデザインの枠で取り囲み、更に金塗りで仕上げた何とも豪華でデザイン的にも完成された、ほれぼれするような素晴らしいオラトリーです。このエングレービング絵画の名と思われるPNのイニシャルが聖母の足元に彫られています。
下部には『Jaquis 1910'』の文字が彫られ、おそらくジャックという名の子の生誕を祝う贈り物だったのではないでしょうか。大事に扱われていたようで表面の擦れもほとんどなく金と銀の美しさが保たれたままで、また木製部分の台座も傷欠け等ない大変良い状態です。このオリーブの木の聖母子エングレービングオラトリーもいくつか見ましたが、ここまで整った素晴らしい物は初めてです。
サイズ:約22cm×14cm(絵部分約16×8.5cm)、厚さ約1.5cm
重さ:約340g
素材:シルバープレート
仕入国:フランス
年代:1900年初頭頃
ビュランという先の尖った器具で金属板を細かく彫り削り絵を描くエングレービング。このエングレービングで絵を大変繊細に描かれ、均一にかつ柔らかく整った線での流れるような布の質感や陰影の表現から小物の立体感まで、この作者の見事な熟練の腕が伺えます。また聖母子の背景や足の台座等、原画ままではなくオリジナリティを加えられた仕様となっています。そして聖母子の周囲をアカンサスとバラのアールヌーヴォーデザインの枠で取り囲み、更に金塗りで仕上げた何とも豪華でデザイン的にも完成された、ほれぼれするような素晴らしいオラトリーです。このエングレービング絵画の名と思われるPNのイニシャルが聖母の足元に彫られています。
下部には『Jaquis 1910'』の文字が彫られ、おそらくジャックという名の子の生誕を祝う贈り物だったのではないでしょうか。大事に扱われていたようで表面の擦れもほとんどなく金と銀の美しさが保たれたままで、また木製部分の台座も傷欠け等ない大変良い状態です。このオリーブの木の聖母子エングレービングオラトリーもいくつか見ましたが、ここまで整った素晴らしい物は初めてです。
サイズ:約22cm×14cm(絵部分約16×8.5cm)、厚さ約1.5cm
重さ:約340g
素材:シルバープレート
仕入国:フランス
年代:1900年初頭頃
オリーブの木の聖母子像 エングレービングオラトリー