オーバルサフィレットのシルバーリング

オーバルサフィレットとペーストガラスのアールデコリングです。
リングとしては少し大き目なサフィレット部分は、元はおそらく何か別のアクセサリーだったかと思われます。物を大事にする時代ならでは、当時からブローチやボタン、フォブシールなどをリングに仕立て直す事がよくありました。こちらはおそらく1900年の早い時代にリングに仕立て直されたものでしょう。もしくは元々このようなデザインで作られたのかもしれません。およそ百年という途方もない時間の経過によりサフィレット部分とリング部分、使用されたニカワがしっくりなじんでおりアンティークリングとしても違和感がありません。
サフィレットは透明感のある爽やかな青で、サフィレット特有のキラキラとした反射が大変美しく、まわりの輝くペーストガラスと見事に相乗された仕上がりになっています。サフィレットの一か所エッジに微細な傷はありますがさほど目立たず、表面のかすり傷等はほとんど無いためサフィレットの透明感も高く大変良い状態です。デコラティブで印象的なリングをお求めの方におすすめです。
リングには特に刻印はありませんが、シルバーです。

リングサイズ：16.5号
トップサイズ：約1.8cm×1.4cm
サフィレット：約13mm×8.7mm
重さ：約6.6g
素材：シルバー、真鍮合金
仕入国：フランス
年代：1900年頃